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    2013.07.16
    戦略構築・実践を可能にする組織能力開発とは

    野口 正明

    「戦略」と「組織」

    顧客に圧倒的に支持され、他社にはまねのできない独自性と優位性を持った「戦略」を、構築・実践できるようにする「組織能力」。顧客や社会、あるいは世界が求めている新しい価値を生み出すことができず、閉塞感に長らく直面している多くの日本企業にいま最も必要とされているものだと、私は考える。

    戦略の専門家の助言や指導によって中期経営計画策定の必要性から作られた、「戦略意図」(Strategic Intent)なき、アクションリストが羅列された「静的な(生きていない)戦略」は不要だ。また、職場でみんなが話しやすい雰囲気を醸成することを目的として、事業そのものの本質的な問題を避け、ひたすらオープンに話し合おうという「対話のための対話」=コミュニケーション活性化も無駄である。

    「『戦略構築・実践を可能にする組織能力開発』こそが、重要である」という結論に達するまで、実は随分と時間を要したことを白状したい(もっともこの問題意識は、お客様にとってまだ顕在化されたニーズにはなっていない)。組織風土変革を創業以来標榜してきた我々は、コミュニケーション活性化屋さんのように誤解されていることも少なくない。 
    「スコラ・コンサルトがなぜ事業価値や戦略について口を出してくるのだ。それならもう頼まない!」と社長を怒らせたこともある。逆に、「このまま言いたいこと言い合って、議論を続けていても何かが創造できるイメージがわきません」という指摘を受けたこともある。

    試行錯誤を経てやっと辿り着いたこと。それを一言で表現すれば、「戦略は組織に従う。そして、組織は戦略に従う」に限りなく近いように思う。「戦略」と「組織」を分けて論じると、ビジネスの実体から離れていくことを実感してきた。

    現在関わっている「戦略アートワークショップ」では、「ワークショップ」の3つの要素 
    1.参加者の主体的な参画
    2.参加者間の相互作用
    3.1と2による学びと創造の場
    を最大限に生かしながら、新たな環境や時代にふさわしい、生きた「戦略ストーリー」づくりを目指している。参加者は明日を担う選りすぐりのミドル層たちだ。

    彼らの真剣勝負の対話から生み出された「戦略ストーリー」(顧客価値を最大にする事業のwhere、what、howをありたい姿として描き、それらをロジックとコンテキストで紡いだもの)を仮説として、組織全体に問いかけていくプロセスが、解のない時代のビジネスの可能性や方向性を拓いていく。

    ※ブログ「マネジメント・インサイト3.0」に初出(2013/07/16)

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