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  • MBLとは何か

    2014.07.30
    MBLとは何か

    野口 正明

    Management by Learning(MBL)

    MBLは、当社の軸となる方法論である。“Management By Co-Learning through Mindful Dialogue”の略称だ。

     

    ところで、いまはどんな時代であろうか。

     

    私は英語で使われる”VUCA”という表現は、この時代のビジネス環境を表現するのに、言い得て妙な表現だと思っている。すなわち、「Volatile(移り気で)」、「 Uncertain(不確かで)」、 「Complex(複雑で)」、「 Ambiguous(あいまい)」ということ。

     

    ”VUCA”なグローバルマーケットでいかに戦えばいいのか。そもそもそんな状況では明確な目標を立てようにも立てられない。立てたとしてもすぐに陳腐化するリスクがある。であれば、とりあえず静観して事態を見守るか。いや、このトレンドは強まりこそすれ、弱まることはない。

     

    MBLと聞いて、MBO(Management By Objectives through self-control)を想起された方もいるかもしれない。実のところ、意識している。ドラッカーがこのしくみを生みだしたのはもう半世紀以上前だ。そして、まだまだ企業活動の中心を担わせられていることも多いようだ。

     

    MBLは、MBOの考え方を踏まえながら、この時代に合わせて再構築した存在であると言うのが妥当かもしれない。転換点となるキーワードは「PlanからSeeへ」と「個人からチームへ」の2つである。“Co-Learning”の肝は“Seeing Together”となる。

     

    前述のとおり、もはやマーケットの先を正確に読んでObjectivesをPlanすることは難しい。むしろ、いまやるべきことは、マーケットや顧客の中で起きている大きな変化のうねりを、リアリティを持って観ることで、そこから組織の学びは始まる。そして、その学びをマネジメントシステムの骨格に据えようというのが私たちの主張である。

     

    先人・ドラッカーは、なんと1989年の著書『新しい現実』の中で、いまの世の中を先見していた。

     

    曰く「これからは分析(analysis)から知覚(Perception)へ」「300年前デカルトは『我思う。ゆえに我あり』と言った。今やわれわれは、これと同時に『我見る。ゆえに我あり』と言わなければならない」

     

    MBOの父は、四半世紀後のMBLの出現を予見していたのかもしれない(笑)

     

    私たちは先人・ドラッカーの偉大なる先見に敬意を表して、MBLを世の中に伝えていきたいという強い意志を持っている。

     

    では、MBLによって得られる成果は何か?

     

    クライアント企業が直面する矛盾や葛藤を含んだリアリティをともに観て、見えなかった意味や流れを構造的に掴む。そこから新たなものの見方を得て、未来を先見する解を創ることである。つまりは、このプロセスを通じ、”VUCA”なグローバルマーケットにおいても、組織における自己発見の核となる戦略的チャレンジを主体的に見出し、それを試行錯誤しながら実現していくことが可能になるのだ。

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